小説家は眠らない

くだらない大学生男子がオタクチックなことをうだうだ書いていく、予定。

宇宙最高のエスパー。永遠の命を持つ孤高の存在。その名は……。「超人ロック」

長い間描かれているのに、今ひとつ知名度が低いエスパー漫画。超能力漫画では傑作だと思っています。

 

 

 あらすじ

永遠に生き続ける一人の超能力者、通称「超人ロック」の活動を通して語られる、宇宙時代の人類物語

 

 

 

同人誌時代を含めると日本で一番長い間描かれている作品です。つまりゴルゴ13よりも長いのですが、とある理由により知名度がイマイチ。作者は聖悠紀先生ですが、こちらもあまり知られていないかもしれませんね。

 

感想

というわけで今回は「超人ロック」について書いていこうと思います。この作品はとある理由によりネットでは有名なのですが、実際に読んだことがある人は少ないかもしれません。少なくとも最近の中高生が読んだことがあるというのは私は聞いたことがないですね。

 

なぜこの作品がそんなに知られていないのか。それはおそらく、この漫画が連載された雑誌がことごとく休刊、廃刊に追い込まれているからでしょう。

 

アニヲタwikiの記事によると、この漫画を連載した雑誌は以下のようになっています。

 

少年キング→休刊
少年KING→休刊
バーガー→スコラ社倒産
ランデヴー→休刊
OUT→休刊→みのり書房倒産
MEGU→休刊、
ZEROから超人ロックSpecialへ移籍後Special休刊、
Webダウンロード販売初回で開始と同時に休刊→ビブロス倒産 (ここでZEROも消滅)
アワーズプラス→休刊
少年キング少年KING、OUT、MEGU、超人ロックSpecialは連載中に休刊)
 
とのこと。消滅雑誌は10、倒産した出版社は3つ。このことから流石の超人も雑誌は救えなかったとネットでは話題に。
 
まあここまでこんな話が続くとジンクスがあるのかと噂されるのも仕方ないですが、これらの雑誌は超人ロックに最後の望みを託したフシがあるので、遅かれ早かれ廃刊に追い込まれていたとも。今連載されているのはかなり大きな所なので、もうこんなことはないとは思いますが……。
 
そんな話は置いておいて、漫画の内容に触れていこうと思います。
 
と言っても、この漫画はあらすじの話の通りです。いや、もうこれしか書けないというか、これ以上書こうとすればこのブログが超人ロック専用のブログになるというか……。
 
少し詳しく説明すると、この漫画は一巻、二巻で一つの話を書く漫画形式です。多くて三、四巻で物語が終了しますね。各ストーリーはそれぞれ独立していますが、多かれ少なかれの連続性を持って話が進行しています。
 
また、この漫画は時系列がバラバラであり、次の巻が必ずしも同じ時代とは限りません。この漫画は千年単位の時代が流れており、その中でこの時代のエピソードという感じで物語があります。
 
ん? よく分からない? ええ、私も書いていてなんだか分かりません。ですので簡単に説明しましょう。
 
この漫画は不老不死のエスパーが、その力で数百、数千年も人々を助けるお話です。
 
 
そんな「超人ロック」ですが、上記の通り様々な出版社から連載されています。加えてどの漫画も時系列がバラバラ。ほかの出版社で描かれていたエピソードが、全く別の出版社のエピソードに繋がっているのですから、さっぱり分からない時もありますね。
 
ですからどれから読めばいいのか、結構悩みます。文庫版かスコラ版が手に入れば、それから読むのがオススメだとは思いますが、結構手に入りにくいですし。私はとりあえずヒットコミックス版をオススメします。多分一番手に入りやすいですし、物語の中核を担う話も多く収録されていますので。
 
まあ迷ったら紹介の未完結セットのやつを買えばいいと思います。私自身、それから「超人ロック」に入りましたから。
 
さて、長ったらしい説明を続けましたが、この漫画はそれだけの説明をする価値があるほど面白い作品です。当然昔の漫画なので絵が古いですが、そんなにキツい感じの絵柄ではありません。
 

f:id:hayakawa0ryo:20150510231449j:plain

 

古さこそ感じさせますが、綺麗な絵です。松本零士先生の作品や、昔の少女漫画の絵を受け入れられる方なら大丈夫でしょう。ちなみにこのトンガリ頭が主人公ロックです。

 

ロックは不老不死かつ凄まじい能力を持っています。テレポート、サイコキネシス、治癒能力、超能力によるバリア、光の剣など。様々な能力を駆使して敵を倒していきます。

 

f:id:hayakawa0ryo:20150510232038j:plain

 

まさに超人。並みの人間ではまず歯が立ちません。凄まじい能力の持ち主であるのは間違いなく、作中でも度々神話の人物のような扱いを受けます。

 

更に彼は不老不死であるため、何千年も生きています。そのため知識が豊富。大抵のことは対処が可能ですし、もし不測の自体が起きても何らかのアクションを起こせます。

 

ここまでくると所謂チート野郎と言っても差し支えないのですが、というか、完全なチートです。普通に考えるなら物語がつまらなくなること間違いなし。

 

しかし、そんな彼も結構な頻度で苦戦します。

 

f:id:hayakawa0ryo:20150510233032j:plain

 

これが「超人ロック」の魅力かもしれません。いかに優れた能力を持っていようが、救えない時は救えないし、守れない時もある。ロックは数多くの失敗があります。様々な能力を持っているのに、人一人救えないのは、やはり彼もまた人であるからでしょう。

 

ある短編では主役級の扱いであった人物が、簡単に死ぬということがこの漫画ではしょっちゅうあります。それもまた作品の主旨です。時代が移り変わっていく中では、一人の人物の人生はあまりにもあっけない。そういうことを伝えている気がしますね。

 

ヒットコミックスの第一巻、「炎の虎」編で作中の最後に、登場人物の一人がこんなことを述べています。

 

明日はどこまでも続く……。

果てもなく……。

お前はいったい、どこへいく?

 

言うまでもなくこれはロックのことを指していますが、言い得て妙な台詞です。どんどん続くこの漫画の核に触れていると言っても過言ではありません。

 

このように「超人ロック」はたくさんの魅力が詰まった漫画です。超能力の漫画の元祖とも言うべき作品でもありますので、ぜひ一度読んでみてください。きっとその魅力に取り憑かれるでしょう。