小説家は眠らない

くだらない大学生男子がオタクチックなことをうだうだ書いていく、予定。

オタクの在り方、変わり方

オタクを自称して十年くらい経過している私ですが、そもそもオタクとはなんぞや、と思いまして、記事にしてみようかな、と考えました。

現在21歳、今年で22歳になる大学生の私ですが、中学生や高校生のオタクの人達とは多少思考に差があるでしょうし、同年代の人とも趣味は異なったりします。私よりも年上のオタクの方々とは考えが全く違うと思います。

そんなことを今回は記事にしようかと。

 

 

そもそも何故こんなことを記事にしようと思い立ったのは、少し前に友人とカラオケに行った時のことでした。何気なくVOCALOIDの曲を歌っていたところ、友人が一言

 

「自分達が中高生の頃聴いていた曲と、今の中高生の子が聴いているボカロの曲は違う。メルトとか知らない子もいるんじゃないかな」

 

と。

 

衝撃でした。いや、確かに言われてみれば、そんな可能性もゼロではないのです。ないのですが、本当にビックリしました。

 

 


初音ミク「メルト」

 

私がVOCALOID、もっと言えば初音ミクを知ったのは中学一年生のことでした。つまり2008年のことです。ニコニコ動画YouTubeを通して様々な曲に触れ、メルト、炉心融解、ロミオとシンデレラ、初めての恋が終わる時、等々。いろいろな曲を聴いていましたし、歌い手の方々を大勢知りました。よっぺいさんとか。初音ミクだけではなく、巡音ルカ鏡音リン・レンなんかも触れてました。ミクよりもルカ姉のほうが聴いていた気がします。

 

私の周囲、もっと言えば、私の周囲のいわゆるオタク達は、VOCALOIDを知るべきであるという風潮でした。ニコニコ動画を再生し、VOCALOIDを聴き、深夜アニメを見る。それが私の周りで形成されたオタクです。特に涼宮ハルヒの憂鬱はオタクの聖典とも言うべき作品でした。中学生の時、友人がハレ晴レユカイを踊っていたのをよく覚えています。

 

そもそもオタクとはWikipediaによると

 

おたく(オタク、ヲタク)とは、1970年代に日本で誕生した呼称であり大衆文化の愛好者を指す。元来は漫画・アニメ・アイドル・SF・特撮・パソコン・コンピュータゲーム・クイズ・模型・鉄道・格闘技などの、なかでも嗜好性の強い趣味や玩具、の愛好者の一部が二人称として「お宅」と呼び合っていたことを揶揄する意味から派生した術語で、バブル景気期に一般的に知られはじめた。その頃は「お宅族」、「オタッキー」、「オタッカー」と呼ばれた。明確な定義があるわけではなく、現在はより広い領域のファンを包括しており、その実態は一様ではない。

 英語では「ギークgeek)」「ナード(nerd)」という語があり、しばしばマスメディアなどでは安易に訳語として当てられたりしていることも見られるが、どちらも「おたく」とは著しく重ならない部分がある。そのためもあり、21世紀頃から、日本語発音をそのままラテン文字転写した「otaku」も広く通用しはじめるようになった。

 何某かの分野に熱中・没頭している人物を指して、その分野を接頭詞として「○○おたく」と呼ぶ・自称する場合がある。

 

とのことです。一般的には美少女が多く登場する漫画、アニメ、ゲームを愛好する人達を指すことが多いですね。私もこの手のものを広く好んでいます。ですから、私が自称するオタクというのはこれらに属するオタクのことです。

 

元々漫画やアニメが好きだったので素養があったと思いますが、中学生の頃に一気に弾けました。というのも、オタクを形成するものに多く触れたのです。先に触れたVOCALOIDはもちろん、ライトノベル、深夜アニメ、美少女ゲームと、いろいろな作品を手に取りました。

 

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また、東方projectも人気を誇っていました。これ自体は昔からあるので隆盛を極めていたとは言えませんが、中学生の時に東方のアレンジ曲が流行っていた記憶があります。

 


【ニコカラ】最速最高シャッターガール

 

私が中学生の頃はこんな感じでした。ボカロ聴いて、深夜アニメ見て、東方やって、女の子を攻略するゲームをすれば立派なオタク。そんな風潮でした。しかし、これはオタクの中での風潮であって、そういった物に関心がない子からすれば、深夜に放送されているアニメを見ていて、ロボットが歌っている曲を聴いていればオタクでした。まあノリもアレでしたし。

 

そういった環境の中、まあオタクってこんなもんだよね、なんて思いながらずっと日々を過ごしてきましたが、最近はどうもオタクの在り方も少しずつ変化しているようですね。

 

深夜アニメ=オタクが見るアニメ、というのも最近は覆されている気がします。進撃の巨人が良い例ですね。私の周りではオタクでもなんでもない子が進撃の巨人にハマり、漫画は全巻購入、アニメは全話視聴、果ては映画まで行っていました。

 

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私が中学生の頃は考えられなかったことです。深夜アニメなんてオタクが見るもの、という概念は覆されつつあると実感しました。

 

加えて、美少女が出るゲームも多くの中高生、大学生や社会人の人までもがプレイするようになりましたね。

 

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ソーシャルゲームという概念は瞬く間に広まり、それまで可愛い女の子が出るだけで難色を示していた人達にまで受け入れられるようになりました。流石にデレマスやFGOがどの層にも受け入れられているとは言いませんが、パズドラは爆発的にプレイされたと思います。私はパズドラに全く触れていないのでよく知りませんが。

 

こういった作品が認知されるようになったのは、メディアの影響もあるでしょうが、おそらくスマートフォンが強く影響していると思います。

 

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2010年代以降、スマートフォンというものは徐々に広まり、やがて生活必需品となりました。直感的に操作可能であり、複数のデバイスの代用品として扱える端末は素晴らしいの一言です。ぱっと挙げても、電話、メール、ミュージックや動画再生、インターネット、翻訳、時刻表。その他多くの機能を持っています。そしてこのツールはオタクという概念をより簡易化させました。

 

暇つぶしにゲームや動画を楽しむツールとして、スマートフォンは非常に有効です。また、ソーシャルネットワークを通じて評判を即座に知ることができます。加えて、自分自身が発信することができます。以前の携帯電話端末でも可能ではありましたが、もっと簡単に、手軽にそれらが可能となりました。このことはオタクという概念にも大きな変革をもたらしたと言えるでしょう。

 

手軽にコンテンツを楽しみ、気軽に世界中の人と交流を楽しむ。即座に、コンパクトに。自己顕示欲を発散することさえスピーディ。私が中学生の時もパソコンやガラケーを通じて出来ていたことですが、やはり今のほうが行いやすいと思います。するとオタクという存在が楽しんでいたコンテンツが認知されるようになるでしょう。

 

最近ではマスメディアが漫画やアニメを特集するようになり、増々広がりを見せていくはずです。

 

しかし。私は思うのです。

 

認知されることと、理解されることは違うのではないか、と。

 

私が中学生の頃に楽しんでいたコンテンツは知らない人には共感されないものでした。布教活動などという痛い行動をしていた時期もありますが、根本的にサブカルチャーというのは広く理解されることはない、というのが持論です。今でこそ色々な結果の上で一応オタク的コンテンツは認知されていますが、それはインターネットやマスメディアのおかげであって、理解されているわけではないのではと考えます。

 

が、SNSを通じて鬼の首を取ったようにアニメは今や日本の誇るべき文化、と唱える方がいらっしゃいます。あえて断言しますが、それはないでしょう。むしろそのように発言してしまうと、様々な媒体を通してコンテンツを知った人を遠ざけてしまう可能性があります。それこそが最大の過ちです。

 

元々オタクが楽しんでいたコンテンツは、好きな人が陰で隠れて楽しんでいたものです。私が中学生の頃もそういった傾向は確かにありました。まあ例外も多々ありますが。アニソンを給食の時流したりとか。

 

とはいえ誰しもが理解するものではない、と分かっていました。だからこそ私はオタクを自称していましたし、アイデンティティを持っていたのです。

 

最近はオタクであることを発信することが簡単になりました。それ自体は非常に喜ばしいことではあるのですが、自分の好きなアニメや漫画、ゲームを知ってほしいがあまり、押し付けがましい態度を取る人が増えたのではないかと感じます。これは残念なことです。せっかく手軽に作品を楽しめるようになったのに、オタクとそうでない人との間に齟齬が生まれてしまうでしょう。

 

オタクが楽しんでいるコンテンツを広く知らしめ、多くの人と楽しむことは良いですが、自分が知っている作品を誇らしく思い過ぎ、知らない人間などいない、と考えることは駄目ではないでしょうか。そういった人はごくごく一部だと承知しているのですが、最近そういう人が目立つのではないか、と考えています。

 

と、まあこんなくだらないことをダラダラ思いながら書きました。思ったことをコメントして頂けると嬉しいです。

 

では。