小説家は眠らない

サークルのあれこれや、日々思ったことをつらつらと。

文句を言っても、TYPE-MOONという会社は大好きです

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中学1年生の時、友人のお兄さんに勧められてFate/stay nightというゲームをプレイしたのが私のTYPE-MOON作品、ひいては奈須きのこ作品に初めて触れた時でした。私が今年23歳になりますので、今から10年くらい前のことです。

 

そこからTYPE-MOONにハマり、別の友人と空の境界観たり、漫画版月姫読んだり、いろいろしておりました。当時は中学生ですから、色々痛いことをしてましたね。SSみたいなの書いてみたりとか。型月厨自称したりとか。今でこそ自虐的に時々自称しますが、当時は意味も分からず名乗ってました。ああ、恥ずかしい。

 

10年という期間は私に様々な考えを与えました。今回はそんな私の考えを書いていきたいと思います。

 

ちなみに型月厨とは

TYPE-MOONの作品に取り付いた厨房たちの呼称。
かつては厨房の中の厨房と呼ばれ、現在によく見る厨房たちなどべ物にならないほどに迷惑行為を続け、大問題として挙げられた。彼らがこのような悪事を働いた結果、普通ファンまでも風評被害をうけネットコミュニティから忌み嫌われたり、多くのTYPE-MOONアンチを生み出した。彼らの風評被害をもろに受けたTYPE-MOONこそ型月厨による最大の被害者かもしれない。

月姫が口コミで有名になったあたりでは月厨と呼ばれていたが、Fate/stay nightが商業で発売されたことによる大ブームのおかげで型月厨という呼び名が誕生することとなる。

型月自体が中学生高校生人気が高い設定をたくさん含んでいたため、作品に心酔する狂信者パクリ認定厨、設定と、妄想最強妄想のために作品の看と設定を利用する最強売り上げ厨処女厨メアリー・スーFate/Zeroアニメ化以降はそれらに加えて「正ヒロイン主人公よりも脇役キャラを優先しろ」と逆恨みで公式粘着する腐女子カプ厨、その他諸々)のダブルコンボに見まわれ、彼らの荒らし行為によって、作品やスタッフ普通ファンへの風評被害を引き起こしてきた。

具体的には下のような集団が問題となった。

 

とのこと。ニコニコ大百科からの転載です。

 

 Fateというゲームは私にとって思い入れの深い作品です。厨二的要素をこれでもかというくらいぶち込み、聖杯戦争というシステムは中学生の私を魅了しました。あと、PCでゲームをするという発想もなかったので、なんだか大人になった気分でしたね。いや、ホントは大人じゃないと駄目なんですが。

 

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そこから空の境界月姫、DDDと進むわけです。特に空の境界は中学生の時に映画が公開されていったので、これはやべえ……と震えていたことを思い出します。

 

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DDDは私が購入した当時でも安かったですが、Fateとは違ったベクトルで面白かったです。購入した当時は次の巻はいつ出るのかな、なんて思っていたりも。

 

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月姫はアニメも観ました。いや、まあ、ねえ。初見ではこんなの月姫じゃねえ! 月姫のアニメなんかなかった! とか騒いでおりましたが、今ではなんかあれはあれでいいんじゃないかとも思っています。あの頃のエロゲ原作アニメってあんなん多いし。凄く面白いわけではないですが、ボロクソに叩かれるほどのものか? とも思いますね。人には勧めませんが。

 

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そして魔法使いの夜。当初は2010年9月30日発売でした。私の誕生日だったのでよく覚えています。しかし延期に延期を繰り返し、終いには発売日未定に。これ果たして発売すんのか?と怒ったりもしましたが、私が高校生の時に発売しました。プレイした結果、今までの怒りは全て消え失せましたね。だって超面白いもん。

 

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ほかにもFateDeen版アニメ、UBW版アニメ、Zero、Apocrypha、Extra等々とありますが、この辺りは割愛。ここまで触れるとFateだけで終わるし。

 

多分メジャーなTYPE-MOONの作品は大体触れております。何だかんだでFGOもやってますし。思うことは多いですが、それなりにTYPE-MOONのファンだと思います。

 

だからこそ、いろいろ考えることもありますね。

 

実を言うと私はFate/stay nightFate/hollow ataraxiaは好きですが、それ以外のFateはそうでもなかったりします。それなりに面白いな、と思いますが、stay nightから入っている私としてはちょいちょいそれ違うんじゃねえか? と思ったり。例えばZeroは一つの作品としてメチャクチャ面白いですし、私自身虚淵作品を愛しているので大好きですが、Zeroがstay nightに繋がる話というのはなんだかなあ、という気分です。他の作品も同様。

 

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そしてFGO。私は初めて四ヶ月ですが、実はリリース当初インストールしてました。というか、事前登録もしてました。Fateスマホアプリになるならやるしかねえ! という気分に。ちょっと嫌な予感がしてましたが、それでもFateだし、という考えのもと、私はワクワクしていたんです。

 

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結論を言うと、私のTYPE-MOON熱はここで一旦途切れました。

 

今でこそFGOを真面目にプレイしていますが、初めてプレイした時FGOのゲーム性は面白くないの一言でした。シナリオを読み進めるテンポも悪い。主人公に愛着が沸かない。極めつけにシナリオ流出。もうこれ駄目だわ、というのが当時の私の感想です。

 

更に私の熱を冷ましたのは、FGO以外にTYPE-MOONが作品を出さないことです。

 

昔から月姫マダー?とかネタで思ってましたが、本気で音沙汰がない。いや、それはいいとして、DDDなんか忘れ去られている。魔法使いの夜なんて三部作と言っておきながら次が出る気配が一切ない。

 

出るのはFate関連のみ。Apocryphaの小説は1巻、2巻と買いましたが、正直なところ、こんなんFateと名乗っていいのか?と思ってました。

 

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ダ・カーポしか出さないCircusを株式会社ダ・カーポと言っていましたが、TYPE-MOONも冗談抜きで株式会社Fateになってるじゃねえか、と思ったわけです。Fateは好きですが、stay nightとhollowが好きなだけの私は正直ついていけなかったですね。

 

そして月姫空の境界魔法使いの夜が好きな私は、やはりあの世界観で出して欲しいと思うわけです。それがないTYPE-MOONはもう私が好きなTYPE-MOONじゃないんだと思ったりして、一時期離れました。月姫の漫画やFateの漫画、DDD、その他場所を取る書籍云々を処分しました。Zeroとか帯付き初版だった気がしますが。

 

しかし現在私はFGOをプレイしております。気に入ったり、サーヴァント収集に熱中していたりします。それは何故か。

 

FGOの売上によってその他を出して欲しい、と、一縷の望みに賭けているからです。

そして、これがTYPE-MOON最後の輝きになるかもしれないと思っているからです。

 

私はFGOFate/stay nightの流れを汲んだものとして見ていません。一種のスターシステム的なイメージで見ています。そう思えば別の楽しみ方もできます。また、シナリオも章が進むと面白い場面もありました。ゲーム性は相変わらず微妙ですが、そこはもはや気にしてません。艦これよりは楽しめるでしょう。

 

FGOが売れることによって、やはりFGO関連に還元されるでしょう。おそらくそうなると思います。Fateと名のついたゲームがバンバン出まくるでしょう。

 

しかし、しかしです。

 

ひょっとしたら、月姫のリメイクが出るかもしれない。魔法使いの夜の続編が出るかもしれない。可能性は限りなくゼロに近い気はしますが、あり得ない話ではないでしょう。

 

現に桜ルートであるHeaven’s feelは劇場公開されました。いや、これもFateなんですが。でも、TYPE-MOONも動いていないわけじゃない。昔はいっぱいゲーム出してたのに、ソシャゲに走って全然ゲームを出さなくなったエロゲ会社もありますし。どことは言いませんが。

 

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FGOでいっぱい稼いで、その利益をほんの少しでもFGO関連以外に還元してくれたら私は言うことはありません。

 

それに、FGOTYPE-MOONを知り、そこから空の境界などに手を出してくれる新規ユーザーが増えると嬉しいですね。変な型月厨にはなって欲しくはないですが。

 

私はTYPE-MOONと出会って10年が経過しました。文句を言いつつも、これからも付き合っていくことになりそうです。